「強度行動障害 ~わが子を手放す日~」を観ました。このタイトルで、何が放映されたか、分かる人は分かりますよね。すみませんが、途中でやになりました。出口のない苦しみです。これって私が高校教師だったときの迷路と同じです。
『学び合い』の理論を構築し、その呪縛から逃れました。
多くの教師、保護者が逃れられない呪縛は以下の通りです。
- (一般)全ての子どものにそこそこ能力を与えたい。
(『学び合い』)そこそこの能力のある人ととつなげたい。 - 1)に関連しますが
(一般)その子を変えたい。
(『学び合い』)その子を含んだ集団を変えたい。 - 収入が多ければ幸せ。
(『学び合い』)人との繋がりが幸せの源泉。
渦中の親御さんは「理想論だ」と思われるでしょう。高校教師の時代の私もそう思ったでしょう。苦しくて、しょうがなかったですから。だから、分からないでしょう。でも、その渦中でない方々に申します。ですが、そうやって苦しんでいる保護者の出口はありますか?30年後、40年後、50年後、どうしますか?
私は、ある世界観があります。私は、その出口がハッキリと分かります。それは苦しんだ保護者がたどり着く応えです。私は小中学校の段階で、保護者に知って欲しいと願うのです。
追申 私は私の本の宣伝をします。ハッキリ言って、本は儲かりません。講演の方がましです。一回の講演で本の印税を上回ります。でも、私の本も講演も、結局、私が出来なかったことを、多くの子どもを救いたいのです。辛い、子どもたちの実態を知るのは辛いのです。だから、毎日、発信しています。