私は色々な人に影響を受けましたが、現在生きている人の中だったらエマニュエル・トッドを上げます。
彼の本は第一級です。今まで読んだ歴史関係の本の中で最も定量的です。彼の論は現在の各国の有り様を説明できますし、中進国、発展途上国が先進国になる過程の説明力は素晴らしいものです。しかし、先進国がこの先、どうなるかという説明力は急に弱くなるように思うのです。
理由は彼の提案した家族型は現状の世界でのありようです。しかし、有限の物が律速段階ではなく、無限の知識が律速段階になる時代、そして多種多様な人が繋がれる補助手段が多様な社会では彼の提案した家族型は当てはまらないように思うのです。
でも、彼の考えは大注目です。
最新刊で教育を語るようです。
とりあえずポチッとしました。