お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

 登下校の安全の責任は学校にあるでしょうか?

 かなりの教師が学校にあると思っています。だから、登下校の見守りを教師がやっている学校があります。では、何故、学校に責任があると思っているのでしょうか?聞いてみたことがあります。その方は「義務教育だから」とおっしゃったのです。

 しかし、憲法を読み直して欲しい。第二十六条の2項は「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」とあります。つまり、学校に通わせる義務は国ではなく保護者にあるのです。国の義務は義務教育を無償にすることなのです。

 学校は学校の校地内に関しては管理責任はありますが、一歩外には責任はありません。ただし、逆もあります。学校の登下校の責任は保護者にあるのですから、安全確認のために携帯電話を持たせることを拒否する権利は学校には無いのです。

 教師はちゃんと法を読むべきです。

追伸 仮にある離島にある小中学校が廃校になったとします。もし保護者が「義務教育なんだから島に小中学校を設置する義務がある」と主張しても根拠がないのです。離島の子どもが小中学校に通学できないとしたら、小中学校のある地域に転居する義務があるのです。 ただし、不登校特例校を利用するという道は今はあります。

追伸2 神戸市の教頭試験で筆記を無くすようです。私はとても心配です。というのは教頭試験は教育関係法が中心になっています。もし、それに関する試験がなくなれば、教育関係法を知らない管理職が生まれます。労務関係で失敗すると取り返しのつかないことが起こる可能性があります。そのあたりは神戸市はどう考えているのだろうか、と思います。