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幸せのモデル

 私はゼミ生に対しても、本でも一貫したスタンスがあります。人の幸せの根源は、「家族仲良く、健康で」です。

 これに対して、異論のある方は少ないでしょう。

 子どもにとって接する大人は親の次は教師です。だから、その教師は「家族仲良く、健康で」を大切にしなければならないと思います。

 私はゼミ生に対して、家族との朝夕の食事を一緒にすることがいかに楽しいかを語ります。毎日、家内の弁当を昼食べることの幸せを語ります。そして、家内と一緒に寝ることの安心感を語ります。還暦を過ぎたおっさんがおのろけをすることは笑いを誘うかもしれません。でも、そういう人生があることは伝わると思います。

 これって子どもにとって大事だと思いませんか?

 ある教師が「我が子と教え子が一緒に事故にあい、病院に行ったら、私は教え子の病院に行く」と。さて、そういう伴侶を求めますか?

 一拍おいて考えてください。そういう教師を求めますか?そういう伴侶がどういう人で、その人が教師として何が出来ますか?

 保護者の方、社会の方が、この、当たり前の問いかけをすればいいな、と思います。

 私はゼミ生に対して、「君たちの人生はどうなろうと、私の幸せに、いっぺんの影響も無い。私の幸せは家族にある。君たちの人生が一番なのは君たちだ。だったら、真剣に考えて、行動しなさい」と言います。つまり、私は教え子に対して、君たちより家族が大事だと明言しているのです。それが、教え子のためだと思っているので、一片の迷い無く。

 ま、そのニュアンスはゼミに入ると分かるのですが。

 こんなこと書く教育研究者、誰かいるかな?