「チェリまほ」のようなドラマを男女設定で創れるだろうか?とずっと考えています。どう考えても無理です。恋愛ドラマには何らかの障害が必要です。すんなりした展開だと面白くない。男女ものだと、何らかの悪者が必要になります。その比重が多くなると、二人の微妙な仕草、表情、言葉の味わいが観られなくなる。
小学生高学年レベルの清純な恋愛を大人が演じられるなんて設定あり得ない。告白する、手を繋ぐ、というレベルで涙を流すドラマ。
追伸 大学院の時は、徹底的に禁欲に徹し、研究しました。テレビも映画も音楽も何もかも断ちました。そんなとき、ふと童話を読みました。それも幼稚園入学前の子ども用の童話です。ビックリしたことに、それが面白かったのです。禁欲に徹したため、薄味を味わえるようになったように思います。「チェリまほ」はどこかそれに近いように感じます。