最近は今書いている本の原稿を延々と推敲しています。調べれば、調べるほど、日本の社会保険制度は優れていると思います。それを私は知らなすぎていた。また、多くの人がそれを知らない。だから、悪意無き搾取が横行している。
私の本ですから、徹底的にエビデンスと単純な論理で論を組み立てます。でも、人は論理で判断しません。周りの人がやっていることを正しいと思います。たしかしそれが最も単純に最適解を得る方法です。たいていの場合はね。でも、常にではありません。
今考えているのは、何故、このような組織的な搾取が延々と行われているのだろうと考えています。現状には何らかの背景があります。今の仮説ですが、手間がかかることが大嫌いなど素人のマジョリティが利用できる長期分散投資の方法が、ごく最近まで無かったためだと思います。だから、次善の策、三善の策としていまのような世の中になったと思っています。
これが世に出たら、どんなことが起こるだろう、と妄想しています。私の本は出版当初は荒唐無稽のように見えますが、2,3年でハッキリとした兆候が見えるようになります。
今度の本は『学び合い』の「ま」の字も出ません。いや、『学び合い』の考え方すら書いていません。でも、子どもの一生涯を保障するという点では一貫しています。だからワクワクしながら推敲しています。
少子高齢化社会の日本は、脱工業化社会に移行すると同時に、他国の成長の花実を収穫する方法を知らねばなりません。