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しめしめ

 『学び合い』の発展イメージをごく初期から数学や科学をモデルにイメージしていました。それ故、「西川型」、「西川流」のような固有名詞をつけることを嫌いました。だって古典力学をニュートン型物理、相対性理論をアインシュタイン流物理といっているようなものです。『学び合い』は個人名を冠するような非普遍的なものだとは思っていません。徹底的な学術データに基礎づけられた理論であり、実践データに基礎づけられた実践方法です。だから、地方大学の一教師が始めたことが全国に広がっているのです。

 学術データに裏打ちされ、書籍・論文に理論と方法論が明記された教育実践の中で、近代日本教育において『学び合い』ほど広がったものはないと自負しています。

 同時に、しっかりした組織を作った方がいいというご意見も多くの方から言われましたが、それには賛同しませんでした。なぜなら、組織を作れば、その組織を維持することが目的になってしまうからです。だから、全国各地の『学び合い』の会は勝手連です。

 かなり以前に、「自分の県で『学び合い』の会を開きたいのですがよろしいでしょうか?」と聞かれたことがあります。私は大爆笑して「なんで私に聞くの?やりたければやればいい。」と言いました。『学び合い』の会には会則もないし、組織図もありません。当然上下関係もありません。まあ、信頼・感謝が通貨として流通している集団だと思っています。

 『学び合い』の全国大会が2月20日に神奈川の会が開きます。これをごく最近まで私は知りませんでした。ゼミ生は知っていたのですが、私が「私がやらなくてもいい仕事に全く興味がなく、報告・連絡は拒否する人」であることに慣れているので、私に伝えようとすら思わなかったのです。

 ということで、私は参加しません。その代わりにゼミ生達が話すそうです。しめしめ、と思っています。

https://note.com/manabiaikanagawa/n/nb2887d764310?fbclid=IwAR00fJ841E9J3iIhfAj0JwgKpau5ogvg-MuTkMUEOL9d1Y_6G45k698Q3Rc