学び手と教え手の認知的ギャップが適度であるとき学習は成立します。これはヴィゴツキーや認知心理学の示すものです。
この年になっても、ガンガンに進歩しています。自分の考えていることを冷静に分析すると笑います。「おまえは何なんだ」と。先に進みすぎたのかも。普通は学び手の進歩に教え手の進歩が追いつけないから賞味期限が来る。でも、不遜ながら思います。教え手の進歩に学び手の進歩がついて行けない。ついて行けなくとも、イノベーターとアーリーアダプターは香りを感じるはず。結局、私がだめなのかなと思います。
今から書こうとする本の原稿のことを考えながら、少し、落ち込みます。
もし、私が理科教育学の世界にとどまっていたら、とても安泰だったんだろうな。