大学院に入学してから本日までが面談期間です。61名の院生が14人の本コース教員の中からゼミを選びます。本コース教員はエース級の人で固めていますので、院生は迷いに迷います。
10名の院生が西川ゼミを選びました。光栄です。
多くの院生が面談に来ましたが、私が説明すると「引く」院生がいます。頭の中で理屈は理解しているのですが、それを拒否しているのです。だから、表情が硬くなってきます。でも、それでいいと思っています。
ロジャーズの普及化理論によれば、2.5％のイノベーター、12.5％のアーリーアダプター、68％のマジョリティ、16％のラガートがいます。ムーアのキャズム理論によれば、イノベーターとアーリーアダプターとマジョリティとラガートには大きな差があり、それをキャズムと呼んでいます。イノベーターの言っていることを理解出来るのは、イノベーターとアーリーアダプターのみです。マジョリティは理屈が通っていても胡散臭く思い、ラガートは反発します。
私はコース教員の中で唯一のイノベーターだと思います。教え子からは「宇宙語で喋っている」と言われるぐらいですから。私の言っていることを理解出来るのは、イノベーターとアーリーアダプターの併せて16％の人達です。61名中10名は16.4％です。
