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 高校教師の時代、担任になって、クラスの子どもが、こんなにも可愛いと思えるのを知りました。高い高いをしました。もちろん、ハグしました。男子にはベロベロなめました。嫌がるそぶりをしますが、それが分かっていて私の前に列を作りました。暴走族の厳つい子どもが、私の前では小学生のように可愛かった。

 でも、その子どもの退学手続きをするのが辛かった。そして大学に逃げました。

 大学に異動し、教授からは論文を書くように言われました。教師になる前の私だった、それで満足しましたが、教え子のかわいさを知った私には耐えられなかった。毎日、酒を飲みながら、なんで大学に異動したかを自己憐憫しました。でも、最後は退学手続きを続ける苦るしさを思い出し眠りました。

 ゼミ生を持つようになってから、寂しさが緩和しています。

 本学のシステムではゼミ生指導には「びた一文」も給料は増えません。逆に出費は増えます。コロナ渦では状況は変わっていますが、それ以前はゼミ生に対しての私費支出は50万円ぐらいになります。つまり、ゼミ生がいない方が私費に対してはいいのです。

 でも、業ですね。私は「来る者は拒まず、去る者は追わず」のスタンスで、誠実ですが固執しないスタンスです。その中で私を選んでくれた学生、つまり2年間、3年間という貴重な時間と、学費100万円、生活費300万円というものを賭けてくれた学生に対しては別格です。

 本日の授業でも、多くの学生さんの中で、ゼミ生が私の目には選択的に入ってくる。『学び合い』的にはアウトですが、業だとお許し下さい。