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テクニック

 本日は近くの高校で講演をしました。昨年度までお世話になった先生が異動された学校です。

 なかなかしんどいです。講演で一番楽なのは『学び合い』の会です。もともと私の話を聞きたいという人が集まっているのです。ところが悉皆の研修会は大変です。こうなると定時制高校で使った話術・テクニックを駆使しなければなりません。本日の相手は高校1年生です。つまり、ほとんど中学生です。その子達に1時間半飽きさせずに聞かせなければならない、話術、テクニックをフル回転です。こうなると一寸したエクササイズと同じぐらいの運動量です。

子ども達の人数は120人です。残念ながら3人の子どもが目をつぶって寝ていました。まあ、教師相手の講演と同レベルの内容なのですから致し方ないとも思います。

 ただし、今では分かっています。最高のテクニックを駆使しても、本当に分かるのはイノベーターとアーリーアダプターの16%なのです。120人の16%は20人です。子ども達の中には目を一寸大きめに見開いて、ジッド私を見ている子は20人の倍ぐらいはいました。その意味では、満足しています。

 話術、テクニックは数多くありますが、16%の子どもに伝える最大のテクニックは本気で語ることだと思っています。その学校の子ども達はとても可愛かった。廊下ではちゃんと挨拶できる子ども達でした。私は「彼らの一生涯の幸せに関われる一期一会の機会だと」思いながら語りました。

追伸 ですので、マジョリティの人たちにとって私の本気授業は重いんですよね。