ゼミ生の控え室で他ゼミの院生と馬鹿話をしていました。男子ゼミ生が講義から戻ってきました。私は、そのゼミ生の椅子に座っていたのです。だから、彼は自分の席に座れません。そこで、私の膝をポンポンとたたいて、私の膝に座りなさい、と促したのです。そのゼミ生はすんなりと私の膝に乗りました。そして、「何を話していたのですか?」と聞いたので、「君の悪口」とニコニコと話しました。そのゼミ生は「酷いな~。知り合って間もないのに悪口をいうなんて」と言いました。そこで、「そうだね。でもね。知り合って間もない教授の膝に座っている君の方が珍しいよ」と爆笑しました。
意図しなくても、私は怖がられます。講義ではニコニコやりますが、子どもの一生涯を守る教育を願いますので、最後は重くなります。かなり強いオーラを出します。でも、その中で10人の学生が西川ゼミを選びました。その一人です。
ゼミ生に関して、私が単なるオッサンであることがだんだん広がっています。私の膝にちょこなんと座ってもいいと思えるほど。順調です。ただ、私とのつながり以上に、ゼミ生集団のつながりの速度が速まらなければならない。そうしないと、私が高校教師の時の過ちを繰り返す。
ま、そのあたりはゼミ生集団を信じています。