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広がり

 『学び合い』の広がり方に関する私の考えを整理します。

 『学び合い』を本物だと思う方は「ジリジリ」しているでしょう。でもね。日本の教育の歴史上、一つの理論と実践論で構築された日本レベルの教育実践って『学び合い』以外にありますか?多くは学術的エビデンスがない、学術的エビデンスがあるけど教師が採用しない(つまり結果が出ない)、のいずれかでしょう。お品がないので名は伏せますが、高名な研究者の提唱する教育実践がありますが、理論書と実践書がない。だから、高名な学校の実践をまねること、また、高弟のアドバイスを受けるしかないのです。

 私はムーアの言うホールプロダクトは書き尽くしたと思います。つまり、私の問題ではなく、みなさんの問題です。

 大人の政治の世界で、一番頼もしいのは、賢い味方です。これは説明不要ですね。

 次は、愚かな敵です。ようは愚かな敵がいくら吠えても、それによって敵は増えません。かえって見方が増えます。ある高名な敵が吠えまくった結果、私にたどり着いた人も少なくありません。ある研究団大の雑誌にある校長が『学び合い』の授業を批判する根拠として「マスク」をしながら授業していることを挙げていることに爆笑しました。そのころはインフルエンザの時期だったんですけど。このレベルの敵はありがたい。

 次は、賢い敵です。

 賢い敵は取引をします。互いの利益の最適値を探ってくれます。簡単な例は、それぞれを認めるというレベルで落ち着きます。

 最悪は、愚かな味方です。ようは浅い理解で『学び合い』を始め、失敗します。失敗の原因は『学び合い』ではなく、その人なのです。

 じゃ、どうするか。

 集団の多様性を考えると、上記のそれぞれは一定以上はいます。だから、対策はないのです。その対策は『学び合い』のセオリー通りです。

 賢い味方を育てましょう。

 愚かな味方につながりましょう。

 賢い敵と交渉しましょう。

 私が残念に思うのは、賢い味方の情報発信力が弱いのです。まあ、自分の授業レベルだったら、本を読み、その通りでも結構です。でもね、これからの社会に対応するには不十分です。

 ドラッカーは未来を予測する二つの道を示しています。第一は、既に起こっていることを外挿すること。これはお分かりですよね。

 第二は未来を自分で実現すること。

 ようはSNSで発信すれば、自分の望む未来が実現できるのです。

 大きな時代の流れに反することは天才・英雄でもできません。大きな時代の流れに沿うことは、凡夫も、それを早めることが出来るのです。

 私は愚痴をいいません。なぜなら、すべきことをしているから。