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痛み

 ゼミ生からは森羅万象天地間のありとあらゆることのことを聞かれます。本日、ゼミ生から「いじめ」に対する質問を受けました。私の説明に対して、何度も食らいついてきます。それに対して、セオリー通りのことを語り続けます。そして、教師は「その子ども」を救えないことを語りました。そして、私は君を救うことは出来ないことも話しました。その上で集団を変えること、日本を変えることを語りました。そして、納得してもらいました。

 他のゼミ生の質問を応えている間に、その子は「泣いて」いました。きっと、具体的な「その子」を思っているのでしょう。それを見ていて、愛しいと思います。

 その子に拘れば、守るべき家族を守れません。でも、だからといって、その子を簡単に切れる人は、人を動かせません。我々が出来るのはみんなで解決することなのです。それがセオリーです。でも、だからといって割り切れる人は人を動かせないのです。

 熱き心、冷静な頭が必要です。どちらが欠けてもだめです。

 前のゼミで、失恋をしたゼミ生から相談を受けました。私は失恋したことを忘れることなく、大事にしなさいとアドバイスしました。そもそも、本当の失恋ならば忘れることは出来ません。だから、それを大事にすべきです。

 いじめを解決できないならば、それを諦めるべきです。でも、解決できない自分を責める気持ちを忘れるべきではない。それを原動力として、自分の出来ることをしつづけることが大事です。

 人のことを思い、涙を流せる人をゼミ生に受け入れられたことを誇りに思います。泣いてはいけないと心に決めて、冷静な頭脳を全開しました。いまは、心を解放しています。詳しい事情は分かりません。分かりたくない。つらいから。でも、苦しい人に「理論」を与えたい。そうすれば、私のような失敗をしなくていい。