判断できる人は、その判断に責任を負わなければなりません。
ワクチン接種が欧米に比べて大幅に遅れました。理由は、その認可にあたって国内データが集まらなかったからです。素人の私は、欧米先進国のデータを活用したらよかったのにと思います。ワクチンの効き方に、国別の違いは無いと思います。また、民主国家のデータであれば、かなり信頼性があると思います。
もちろん、欧米のデータを丸呑みせず、自国のデータで自国民を守ろうとする関係者の矜持があります。
一方、あえて従来のやり方に拘らず、欧米のデータを活用することを判断した人もいるでしょう。これも矜持です。
問題は、どちらの方が、それを決めた時点でたやすかったか。明らかに前者です。前者の人は建前論を言えば良かった。
しかし、今の段階になると、どちらが「矜持」かを問われます。
身に降りかかるデメリットを顧みず、全体のためにそのデメリットを受けることが矜持だと思います。
ワクチン接種しか道がないのに、それが後手に回っている。
今の段階に至れば、どちらの判断の方が「人を殺した」かは明らかです。