私はゼミ生に多くの質問を受け、応えます。その中で、難しい順に並べます。難しいは私ではなく、ゼミ生にとって理解するのが難しい順です。
1位 幸せとは何か?
これには「彼女をつくりたいのですが、どうしたら」、「長年付き合った人と別れました」等も含まれます。私は「家族仲良く健康に」を連呼し、具体的な事例を何度も言います。しかし、彼らの多くは徹底的な「不幸」を経験していない。幸せとは、不幸でないことなのです。それが分からない。
2位 人との折り合い
私は我が儘放題で、かなりきついことを発信しています。しかし、居心地がいい。彼らは私の我が儘さと、それが通っている現実は知っています。彼らには挨拶が大事であることを語っています。その他、ノウハウを語っています。ただし、それを実践する場が限定的です。教職大学院の実習が一つですが、チームですので楽なのです。
これからの社会
3位 これに関しては脱工業化社会のコードによって、ありとあらゆることを解き明かしているうちに分かります。
このレベルのことが分かると、『学び合い』の実践のレベルが上がります。何故なら、子ども達はテクニックによって動かされているのではなく、教師の本当に信じていることだからです。しかし、このレベルになると、確実に学ぶには口伝が一番です。禅宗の「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」に近いですね。