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リスク管理

 平成11年12月です。その頃は、平成12年の改組のために、連日の会議続きでした。ヘトヘトになって帰宅すると、ごちそうが並んでいました。「?」という気持ちがありましたが、そのまま食べました。しばらくして家内が「今日は何の日?」と聞きました。私がキョトンとしていたら、家内が涙を流しました。家内の誕生日だったのです。私は直ちに土下座をして謝りました。なんと罪深いことをしたのだろうかと反省しました。

 翌日、グーグルカレンダーを利用し始めました。

 私の財布にはお金があります。でも、カード類が沢山あります。これを失ったらかなりの損失です。だから、財布には鎖をつけて、ズボンにつけています。

 私は膨大の家族動画があります。これを失いたくない。だから、ハドーディスク2台で貯めています。そして、クラウドにもアップしています。

 つまり、私は失敗は嫌なのです。そして、私を信じていません。だから、失敗を避けるための手立てを考えます。だって、怖いから。

 だから、西川ゼミの運営は、普通の教師が考えられないことを普通にやっています。でも、徹底的にリスク管理し、ゼミ生に任せられるところと、そうで無いところを見極めています。

 そうやっても失敗をします。かつて他大学の先生を含めて迷惑をかけました。その時、後に学長になる若井先生そうだんしたら、笑いだしました。あっけにとられた私に、「悪意は無いでしょ?だったら大丈夫」と言われたのです。実際、他大学の先生方もニコニコと私の尻拭いをしてくれました。

 個人レベルのリスク管理とは、失敗すると重篤な影響のあるものは何かを見極め、それに対し対応策を、「今」する。行動は「善意」であることを言える行動をする。

 これがリスク管理です。

 オンラインゼミで、リアルの現場で悩んでいる人と、定期的に語り合います。そこで語るのは、拒否したら何が起こる、です。実際には何もありません。でも、大事にすべきは何、もかたります。同僚です。だから立ち居振る舞いを考えればいいのです。管理職にごまする必要はありません。同僚に配慮すれば良いのです。