SNSで情報発信することに関して、実名で発信することをゼミ生に語ります。匿名で発信すると暴走するからです。ところがインターネット上の匿名は脆弱です。かつて私や『学び合い』の仲間に対して執拗な攻撃をする人がいました。それも大人げない話法の人です。ところが一寸調べると、その人は小学校の若い教師である本の著者であることが分かりました。それを指摘すると、慌てふためき、フェードアウトしました。無様でした。
おそらく、その方は身近な人に対して、大人げない話法は使わないでしょう。匿名性の中で暴走したのでしょう。
私は学生さんと会うときは、基本的に一対多です。仮に個人的理由で個人面談をする場合は、私の研究室ではなく、誰でも自由に入出できる共同の部屋でやります。これは我が身を守る方法でもあります。
もし、職場で身を守る必要があるならば、ICレコーダーを持つことを勧めます。もし校長相手にフェアーにやりたいならば、ICレコーダーで記録していることを告げて下さい。もし、校長が拒否したならば、「校長として話すのでしたら、記録することに問題ないはずです。そうできないならば校長としての話ではないようですので、失礼します」と拒否すれば良いのです。
ちなみにゼミでの私の発言は記録して、YouTubeで公開しています。個人的な面談も、複雑な内容だとスマホで音声を記録させています。ゼミ生とのやりとりで記録を控えるのは2種類です。第一は、子どもの指導のことで相談されたときで、個人情報に関わると思われることが含まれたときです。第二は、私の若い頃の黒歴史です。ゼミ生には教訓を伝えるのは意味あると思いますが、今の私を知らない人の場合は誤解が生じます。ただし、公開するか否かは、ゼミ生が判断しています。
情報は公開する方が、秘すより自分にとって有利だと信じています。逆に言えば、家族以外に対して秘密を共有することは危険だと思っています。