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西川研究室化

 今日、ゼミ生に話して笑ったこと。

 ある日、他ゼミの学生と雑談しました。私はゼミ生の席に座っていました。そのゼミ生が授業から戻ってきたので、どこに座ろうか、とちょっと悩みました。そこで、私は膝をポンポンとたたき、ここに座って良いよ、というサインをしました。そしたら、そのゼミ生(男・大学院生)は、なんのためらいもなく私の膝に座り、会話に参加したのです。

 私は正直、最初はビックリしました。私の想定では、私が膝をポンポンとたたいた段階で、理解するまで一寸時間がかかる、理解してから座るという判断をするまで一寸かかる、そして西川ゼミだから私の膝に座る、という展開を想定しました。ところが躊躇いが全くない。

 ビックリした後、そのゼミ生に言いました。

 『おまえの学部時代の卒業研究の指導教員から、膝に乗っても良いよというサインを送られたらどうする?』

 そのゼミ生は首を振ります。

 『いま、お前は躊躇した?何の躊躇なく、俺の膝に座ったよね。俺は対外的にはかなり偉い先生だと思うよ。その先生の膝に男子学生が座ったんだよ。それも躊躇なく。』

 この段階で、ビックリしたようです。

 が、この段階でも、私の膝に座り続けています。

 『学び合い』で集団を運営すると、管理者は空気になります。君臨すれども統治せず。

 これと似たようなことは西川研究室では多々起こります。学生からすり寄ることはありません。でも、そこに「ある」私に対しての障壁はないのです。