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仕事の作法

ゼミ生から「西川先生みたいに仕事が出来るようになるのにはどうしたらいいのですか?」と聞かれます。その場合は、「1年365日、毎日、やり続けることだ。君したいことを紙に書き出してみて。その中の上位二つ以外は諦めなさい。私は家族との時間を残して、それ以外の楽しみを封印した。だから結果を出せた。」と言います。おそらく天才ならざる凡夫が、一定以上の成果を上げる方法は二つだと思います。一つ目は人と繋がることです。二つ目は時間をかけることです。

 私の業績(http://bit.do/fF4BM )をご覧下さい。学会から5つの賞をいただいた。その中でも理科教育学会賞は、今までの受賞者は14人しかいません。その中の最年少は私です。  研究者の世界で業績と認められる論文をA論文と言われますが、173報あります。平均的な教員養成学部の教授昇任の基準は5~10程度でしょう。この業績が先の賞に繋がりました。  教師用図書は94冊です。そのうち85冊は私の単著もしくは編著です。おそらく私のような研究者出身の教員養成系大学教員の中で、私に比肩できる人は明治以降いなかったと思います。  何故、これだけの成果を上げられるか、それは人と繋がり、毎日やり続けているからです。  例えば、私を支えてくれる優れた教師は全国にいます。だから、何らかの企画を考え、協力を求めれば、協力してくれます。だから編著を書けるのです。

 最近は1冊書き終えるのは1週間、短ければ3日で書き上げます。だから、膨大な単著の業績があるのです。しかし、それには秘訣があります。私は、よほどのことが無い限り毎日ブログ等を書き続けています。何か本を書こうとすると、それらの中からキーワードで検索すれば、関連する文章がヒットします。それらをコピペして順序を変えれば、本の原稿の殆どが出来るのです。どんな手品にも種があります。

 でも、これも人とのつながりです。私は3つの出版社に有能な編集者と繋がっています。

 私のやっていることは、どんな方でも出来ることです。ただ、数十年にわたって、毎日続けることが出来る人は希です。

 真似ればいいのになと思います。10年続ければ、かなりのことが出来ます。