中学校3年生の時、進路を選ぶ時期です。我が儘な私は、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いで、科目の成績の差が大きかった。当時の東京の高校入試は3教科でした。理系の私は、数学は得意、英語は壊滅、国語はトントン、という状態でした。
総合的に考えれば、地域の2番手校を選ぶのが順当でした。
その当時、男子バレーボールを金メダルに導いた松平監督の本を読みました。松平さんは鶏口となるも牛後となるなかれという判断で、進学先を選んだそうです。当時、松平監督を心酔していた私はその教えに従って、入学できる高校よりレベルダウンした受験先を選びました。
中卒の両親は何も分かりません。私から進学先を聞いた担任は、安全パイとみたようで、何も言いませんでした。
おかげで入学後、特段の勉強もしなくても学年トップを維持しました。
ところが、高校2年の学外模試で愕然としました。英語の偏差値が27だったのです。
学年全体として下がっていたので、相対値としては気づかなかったのですが、私は壊滅的に下がっていたのです。
ここからです。
私のプライドは在校中は傷つかなかった。
根拠の無いプライドが原動力になり、受験勉強をしました。
結果、筑波大学に合格しました。
私は普通の学歴モデルから外れた結果、今があります。
今の子ども達は偏差値モデルからも外れる、もっとと大胆な進路選択があればいいと思います。