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脱工業化社会

 オンラインゼミ生、オフラインゼミ生とも、なんか、素直なんです。

 私とゼミ生との間合い、関係は、昔からずっと同じで、だからゼミ運営は変わりません。ただ、最近のゼミ生はとりあえずやってみる、という姿なのです。

 習い事でもなんでも、最初はまねるから始まります。でも、まねて引っかかるところはあるでしょう。在学中にそれに気づいて私に議論するならば、引っかかるのは方法であって、考え方ではないことを、繰り返し、繰り返し、語る中で分かります。

 頭でっかちの大学院での私は、暴走族相手に物理の授業をしました。何も出来ません。先輩からいろいろなことを教えてもらい、まねました。上手くいくものアリ、そうでないものもありです。やがて気づきます。方法ではなく、愛せればいいのだということ。

 でも、あの頃はどう愛せればいいかを分からず、猫かわいがりをして、多くの子どもを奈落に突き落とした。今は分かります。だから、その心でゼミ生と問答しています。

 この前の学部生相手の授業で語りました。

 クラス経営が出来ているなら、教科の深い理解も不要、子どもに寄り添い理解することも不要です。集団が出来ているなら、ツボを押すだけで、面白い授業、分かりやすい授業なんて簡単です。だから、採用1年未満の新人が、暴走族相手に物理の授業が出来たのです。