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捨てる

 イノベーションに関して、ドラッカーもクリステンセンもチャン・キムも同じ事を言っています。簡単に言えば、今まで大事にしていたものを捨てることからイノベーションが生まれるのです。

 しかるに今までの教育改革は常に足し算です。捨てることを多くの人が嫌がるから、そうならざるを得ない。でも、捨てることの大事さは分かっています。「教育改革スタートブック」(https://amzn.to/3J8MDYl )で紹介した大分大学附属小学校の改革を文部科学省は高く評価しました。おそらく捨てることによってイノベーションが生まれたモデルケースを喉から手が出るほどほしがっているのだと思います。

 何かを捨てない改革は全部失敗します。でも、捨てることを前面に出せば頓挫します。「捨てる」ではなく、「捨てられる」をさりげなく入れればいい。捨てたい人はそれを見逃さず、捨てます。その中に成功例が生まれます。そうすればいいのにな~っと思っているのですが、しませんね。最高学府出身の皆様がいつ気づくのだろう。

追伸 『学び合い』はそれまでの教師が後生大事にしていた、板書、発問、教材研究を捨てることによってイノベーションを生み出しました。セオリー通りです。