以前も書きましたが、ゼミ生からは「◎◎研究室の人達は◎◎先生のようになりたいと思っていますが、西川研究室の人達は西川先生のようになりたいと思っている人は一人もいません」と言われます。誇らしいと同時に、一寸悲しい。
それと同じようなことがあります。◎◎研究室の人達は、◎◎さんが講演すると、連れだって講演会に参加するそうです。そこで、◎◎研究室はそうだということを言って、「何故、私の講演会に参加したいと思うゼミ生がいないの?」と半ばいじけてゼミ生に聞きました。ゼミ生は「だって、いつも言っていることを話すんでしょ」とのこと。たしかに、と思いました。
最近、あるゼミ生から「国会議員の前で何話すのですか?」と聞かれました。私は「言いたい放題を言うよ。まあ、気に触る人もいるかも知れない。でも、心に響く人もいるだろう。そのためにも率直に語るよ」と言いました。そうすると、「その会に参加したい」と言うのです。先ほどのことがあるのでビックリしました。私が「もちろん参加できないよ。でも、なんで参加したいと思ったの?いつも言っていることを話すのだよ」と言ったら、ゼミ生は「先生の話しを聞きたいのではなく、先生の話しを聞いている人達の顔を見てみたい」とのことでした。私は爆笑して、「そっちかよ」と思いました。