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生き方

 本日は大学院1年と学部2年生の合同ゼミです。

 西川ゼミでは、ゼミ生が今知りたいことを何でも私に聞きます。私は「森羅万象天地間なんでもいいよ」と言います。本日の参加者は11名です。そのうち教育に関係する質問は2名だけです。あとの9名は生き方に関する質問です。友人関係もありますし、恋人関係もあります。ここまでくると「うちは教育研究の研究室なんだけどな~」と思います。でも、ゼミ生が「今」悩んでいることに応えます。

 でも、意味があります。

 『学び合い』のセオリーは実生活においても有効です。同時に、境界条件も明らかです。

 私はゼミ生のありとあらゆる質問に関してセオリーと、実体験に基づいて応えます。これによって、『学び合い』を教育方法ではなく、生き方であることが伝わります。

 帰り際にゼミ生のいる部屋に行きました。ゼミ生をからかうのが私の楽しみです。

以降、ゼミ生と私の会話

ゼミ生:先生とドライブに行きたい。先生が運転し、自分と○○がそれをビデオに撮る。自分と○○で先生を撮る。

私:何で?

ゼミ生:普段の先生の姿をユーチューブにアップしたい。

私:お前ね~。お前の学部時代の指導教員とドライブしたかった?

ゼミ生:首を振る。

私:学部時代の指導教官の石坂先生は尊敬したし、好きだった。大学院時代の指導教員の小林先生は尊敬したし、愛しているレベルだった。でも、一度たりとも、ドライブを一緒に行きたいとは思わなかった。

ゼミ生:でも、先生のそういう姿をYouTubeで流せば良いと思う。

私:授業・講演の私と普段の私との違いは分かるだろ。

ゼミ生:頷く

私:お前らはそれを知っている。でも、多くの人は本や講演会の私の姿を私と思っている。その人達のニーズは『学び合い』やこれからの社会に関するニュースソースだ。だから、お前らが知りたいと思っているところを知りたい人なんていないよ。

ゼミ生:納得して頷く。

 研究者としての私と、完全無欠の『学び合い』でゼミ運営している私とは別人です。

 それにしても、私とドライブしたいと相談しているゼミ生がいることは、単純に嬉しい。でも、セオリー通りに、OKしません。あははははは。ゼミの管理者は、友達でも、親兄弟でもなく、上司なのです。

 ま、だから、生き方の質問が多いのでしょう。