官僚出身の作家である城山三郎さんの「官僚たちの夏」は秀逸でした。私の指導教官である小林学先生から教えてもらった官僚像に一致します。ロマンがあり、滅私奉公であり、志があり。いまの本省の人たちはそうでしょう。でも、誇りがあるのか?途中でやめる人が多くなったと聞きます。
2割弱の分かった人には辛い日々でしょう。官僚たちの夏の世界はコードが昔通りのリスタートです。でも、今はコードが変わっている時代です。でも今はコードを変えない人たちが主流です。でも、その人達は変わっている世界を見据えてやっています。
だから、文部科学省や都道府県教育委員会の善意あふれる改革案を私は瞬殺です。だって、その改革案を「おねーさま」、「おにーさま」が受け取ると思いますか?職員室は村社会です。多数決で、おねーさま、おにーさまを押さえられますか?無理です。霞ヶ関の一室ではそれが分からないのでしょうね。
だから、どうでもいいと思っています。
ニュースの中で、規格化、同時化の呪縛から離れた例外事項に注目します。そして、その後をフォローしています。
見分け方は簡単です。全員に対して強いている改革案はスルー。「も」ありという、例外の容認に注目。