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民主主義

多くの政府形態が試されてきたし、これからも罪と災いのこの世界で試されるだろう。誰も、民主主義が完璧であるとか、すべてが賢明であるとかいうことはない。実際、民主主義は、時折試みられてきた他のすべての形態を除けば、最悪の政府形態であると言われています。

 チャーチルの1947年下院議会での有名な演説です。

 ゼミで政治的な質問を受けたとき、ほぼ同じ事をしゃべります。

 1%の市民が99%の奴隷によって成立していたスパルタと、自由市民の多かったアテネの戦いではアテネは勝ちました。その後も、より多くの人が主権者となった国が経済的にも、戦いにも勝利しました。富裕層の一部市民が参政権を持ちました。それが成人男子に拡大し、女性に参政権が認められました。いまはLGBTQに広がっています。結局、より多くの国民が主権者になる社会が「勝った」からです。

 物事は善悪では決まりません。勝ち負けによって善悪が決まると思います。もちろん、普遍的な価値はあると思いますが、それは短期間の揺らぎで変わることはありません。

 私はウクライナ・西欧諸国の正義も、ロシアの正義も、客観的に判断することは出来ません。私が知れるのは為政者の情報操作が加えられた情報でしかありません。それはロシア国民と同じです。

 でも、確信があります。それは私がある意思表明をしても逮捕されません。しかし、逮捕される国があったとしたら、その国は負けます。ということを確信しているので、穏やかにニュースを見ています。もちろん、その過程で苦しんでいる方々のことを思えば苦しい。ニュースの中で泣くこともあります。しかし、高校教師だったときの思考回路が動きます。つまり、自分が何も出来ないことに感情的になるのはマスターベーションに過ぎない。自分がすべきことは何かを考えています。