私にはSNSに関してルールがあります。組織の行動を否定的に書くことはありますが、個人を否定的に書くことは避けます。私はかなりハッキリとした主張があります。でも、個人は否定しません。例えば、文部科学省の施策を否定的に書くことはありますが、その組織の個人を否定しません。それは身を守る術だと思っているからです。
最近、そのルールに反する書き込みをしました。
NHKのニュースです。夫婦の年収が300万円で、子どもを私立に入学するために借金を250万円した人です。番組では苦しいながら頑張っている人という流れです。私は怒り心頭です。そして、その書き込みの中でその夫婦の4倍から5倍の年収があっても私立大学に入学させるには大変だと書き込みしました。
次の日、痛烈な批判がありました。その方の主張は2点です。
第一に、頑張っている人を否定するな。
第二に、さりげなく年収を自慢するな。
その方は二度と私の書き込みを見たくないと宣言されたので、私はブロックしました。
私は冷静になろうとして、その方々のことを考えました。でも、ムカムカが収まりません。
これを読んでいる方にも子どもを私立に入学させている方は少なくないと思います。その方々にお伺いします。年収300万円の夫婦が250万円の借金でなんとか出来ると思いますか?無理ですよね。その無理さは、私でも無理だと言っているのです。私の知る人ならば分かるでしょうか、私は極めて普通の生活をしています。
じゃあ、年収300万円の親の子どもは大学に行けないのか?
そんなことありません。
それを実現している学生はいます。
ようは、学生さんが危機意識を持って、頭を使ってやれば出来るのです。
親は自分の年収で出来ることと、出来ないことを率直に語って、子どもが考えればいいのです。今の学生さんのかなりの人は、それで生き残っています。
私が怒っているのは二つです。
一つは親に関して、4年間のシミュレーションをしていない。特に、下の子どものことを考えていない。無責任です。
二つ目は、上記の結果として自分の大学進学がどれほどのことがあるかを知らない。
ということを、私を否定した人は考えていないのだろうな。ようは、精神論ではなく、幸せになるには計算が必要です。