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幸せ

 いまから書くことは、これからの若い世代には合致しないものです。これからの世代は共稼ぎが必須だと思うからです。だから、年寄りのたわごとと思ってください。

 私の考える老後モデルは、今日と同じ、明日があればいい、というものです。具体的には、家内の横で起きて、家内の朝食を食べて、家内の昼食を食べて(いまは弁当です)、家内と晩酌をして、家内と一緒に寝る。これです。

 この基本形がなりたつのは家内の料理が美味しいからです。いまでも、出張からもどって家内の味噌汁を食べると、絶品だと思います。何度か家内にも言いましたが、ニコニコして聞き流します。が、本当においしい。

 家内と結婚した理由を、ゼミ生から聞かれることは少なくないですが。理由の最大は、こんな「くず」な私と結婚してくれると決めてくれた人だからです。

 初めて家内の両親に会ったときはドキドキです。でも、家内の両親も同じでしょう。鍋料理を用意してくれました。姑殿の料理は絶品です。そのことを詳しくしゃべりました。そうしたら、「味のわかるやつ、ちゃんと育てられたやつ」と思ってもらえたのでしょう。舅とベロンベロンになってのみました。

 よくできた姑に育てられた家内は家事はしませんでした。でも、結婚を機に、専業主婦になるという決意を伝えられました。私は受けました。その後は努力家の家内は一生懸命に勤めました。私は楽観しました。あの姑の食事を食べ続けた人なのだから、絶対に姑殿のような食事を食べさせてくれる、と。結婚度、数年で、そうなりました。

 いま、食事の片づけを家内はやっています。ありがたいと思います。

 私は、家内を経済的に守ることをやります。幸いなことに、大丈夫そうです。

 ということで、私の退職後は、家内との晩酌で幸せです。

 この幸せを、より多くの人に伝えたい。

 今、家内からかたずけの注意をいただきました。私が悪いのですから。素直に従います。幸せです。