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宇宙一厳しい研究室

 ゼミ生が教育実習に行く時期です。その一人の学生の指導教諭が本学出身者だそうです。ゼミ生が西川ゼミだという事が分かったので、「西川ゼミは今でも厳しい?」と聞いたそうです。そのゼミ生はぽかんとして、「そんなことはありません、自由です」と応えたそうです。そのゼミ生は「昔は厳しかったのですか?」と聞かれました。

 基本的に、私の指導方針は変わりません。『学び合い』以前も以後も。考えてみれば、昔から『学び合い』をしていました。ただ、それを理論的に整理し、実践しただけです。

 昔から、私の方針は自由です。でも、自由だと自分で考えなければなりません。ゼミ生には「どうするの?」、「どうしたいの?」と聞きます。浅い考えだったら、「これに関してどうするの?」と聞きます。西川ゼミの卒研生がA論文を書くのです。A論文とは5つぐらいあったら大学の准教授ぐらいにはなれるぐらいの業績です。

 だから、ゼミ生は「宇宙一厳しい研究室」ということを誇らしげに周りに言いふらします。私は「宇宙一厳しい」と聞けば、私が怒鳴り回っていたり、「ここせい、あれせい」と命令する研究室に誤解される、やめろ言いました。おそらく、その時期の噂を聞いた人が、ゼミ生の指導教諭になったのでしょう。

 私は変わりないですが、でも、変わったところもあります。

 第一に、協働ができるようになりました。協働の修士論文はできませんが、教職大学院の学習成果は協働があります。だから、頼りまくりも、ありです。

 第二に、昔は学術研究オンリーでしたが、今は、多種多様です。

 ま、後もう少しで、単なるオッサンになります。

 多くのゼミ生の幸せを願い続けるって、かなり辛いのですよ。ニコニコしているけど。