私の書き込みの中で希な政治的(?)と思われる書き込みです。だから、予告なく削除するかも知れません。
中学校の頃から中国の古典(日本語訳)が大好きでした。おかげで世界史は高得点です。一貫しているのは仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八徳です。ですので、現代中国のやっていることの意味が分かりませんでした。しかし、あるとき気づきました。中国人の八徳は自分の仲間に対して守るべき徳目であり、そうで無い人に対しては無視していいのです。
三国志において、泣いて馬謖を斬ることをしますが、張飛の行動は不問にされます。そして、それが問題にならない。
日本もそうでした。ホモサピエンスの本能です。しかし、江戸中期から「公」という概念がエリート層に生まれ、坂本龍馬は「万国公法」ということを主張しました。この「公」という概念があるからこそ、日本は先進国の仲間には入れたのだと思います。そして、それがない国は、どんなに経済発展をしても、どんなに軍事力をもっても、「公」という概念を持った国の仲間にはなりません。
そんなことを思いました。