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我が儘

 私は大学院の講義では、大部分は面白く・分かりやすい授業をします。大学院は講義ではなく、ゼミにおける指導教員からの指導のためにあります。だからです。でも、一部は私の考え方を雪隠詰めのようにする講義があります。本日は、そういう日でした。重苦しい日でした。ある学生は、「西川先生はどのような教員養成系大学が必要だと思いますか?」と聞かれました。私は「だから、今日の講義があるのですよ」と応えました。

 私が何も言わなくても、結局、陥る状態です。ならば、これから陥る状況を理解し、生き残れる人を増やしたい。その人達が、沈む人と協働することが自分の得と理解すれば状況が変わります。

 講義をしながら学生達の顔を見ながら思いました。分かる人もいますが、結局、大多数は無理です。大多数の人は理屈ではなく、周りの人がどれだけやるかという、至極、妥当性のある戦略で動きます。それはいいです。わたしは、未来の子どもと教師のために動いています。

 でもね、退職したら、覚悟のある人だけと付き合いたい。つまり、お金を払っても関わる人だけにします。気楽な「お悩みメール」はスルーします。それで駄目になるぐらいだったら、基本方針が間違っただけですから。