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ルーツ

 本日の晩酌の時、NHKの特集がありました。見ながら、ずっと泣き続けました。分かるのです。伏見工業高校の事例ですが、それを指導した教師の特集ですが、私も願いましたが、無理です。私の時間を全て費やしても無理でしょう。

 私の初任校、暴走族だらけの学校で物理を教えた学んだこと。

 第一に、野獣のような子どもでも、皮一枚剥けば可愛い子ども。実は、今でも、三十歳代、四十歳代のゼミ生も、結局、皮一枚2つ剥けば、子どもだと思っています。

 第二に、野獣のような子どもでも、教師が言ったやり方で成果を上げた方がいい、ということを知っています。でも、それが出来ないから別な方法で実現しているのです。

 第三は、学校から切られた子どもが奈落に落ちると言うことです。(私は切ってしまいました)

 私は色々な人に対して、『学び合い』よりましなアプローチがある?と問います。それに対して、色々なことを言われます。『学び合い』の集団のセオリーで回します。でもね、私の確信が揺るがないのは、本にも書いていないけど、上記の2つなんです。荒れている子どもも、実はなんとかした方がいいと思っていることを、揺るぎなく確信しているからです。

 私が暴走族だらけの学校で物理を教えたのは、天の采配かも知れません。