有益な情報をいただける後藤さん(受験ジャーナリスト)の記事に触発されて書きます。もちろん、文責は私です。
教員免許制度は、戦前は行政が教員を養成し、全員、採用する形でした。
しかし、戦後は解放免許制になりました。つまり、一定の基準を認めた大学は免許を出せるようになりました。その結果、多くの大学が教員免許状出せるようになりました。が、県局、採用する都道府県教育委員会の選抜があります。結果として、教員にならない教員免許状保持者を膨大に生み出しました。
しかし、このシステムでは教員を確保出来なくなりました。
次にどうなるでしょうか?
文部科学省は免許無しでもOKという時代です。
教育実習の代わりに、塾・予備校での講師経験、子ども対象のボランディア経験を認めてはどうでしょうか?
教職単位に関して、読み替えを活用するのです。
こうなれば教員養成系学部・大学は必須ではなくなります。
そこで生き残るとなれば、真の教員養成の教育が生まれると思います。「そこにいかなくても教員になれるけど、そこにいけば学べるものがある」という勝負です。
大学院説明会で、常に語ることがあります。
教員になるための能力がある。でもね、教員になり続ける能力がある。それは年齢の異なる人と協力する能力。それを学べるのは「うち」だよ。
追伸 普通に疑問です。文部科学省の長期の戦略は教員養成系学部・大学院を潰し、予算に余裕を持たせることです。免許法の教員実習の部分を変えたら一番効果的なのに。