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 私は小学生から乱読しました。中学生頃から背伸びして読みました。印象深かったのはヘーゲルの歴史哲学講義を読んだときです。読んでも読んでも本題に至らない、気づいたら序章が大部分なのです。正直、だまされたと思いました。

 高校になると、自分の生死を理論的に知りたくて、様々な宗教書を読みました。法華経の現代語訳を読んで、脱力しました。法華経の殆どは、「これから法華経の奥義が語られるぞ」という予告です。最後まで読みましたが、これぞ法華経という本体が語られることがないのです。ビックリしましたが、悟りました。

 超越者と自分は、人とアリンコと同じぐらい違うのだと。だから、アリンコが分かるわけない。だから、アリンコでも分かる「正しい」ことをやり続けるべき。

 という考え方で、ゼミ生の宗教関係の質問に応えました。ゼミ生の奇想天外の質問に対して、即時に応えられるのは中学校頃から悩み、本を読んで、考えた結果だと思いました。でも、それが無ければ、東京大学に合格したと思います。ま、いいですけど。

追伸 高校のとき宗教に凝ったときは、聖書の外典や悪魔学も読みました。その時の感想は、正統派のイコノグラフィと同じに、様式化されているなと思いました。ま、多くの人には、意味不明だと思います。ゼミ生から宗教関係の質問を受けたので、ふと、思いました。