テレビを見ていると、かなり奇抜なファッションが紹介されていました。
脳内でシミュレーションしました。中学校から大学の学部時代だったら、それを着こなせたと思います。周りからは奇異に思われたとしても、自分自身は満足できたでしょう。容姿、スタイルの基本セットはその頃にあったから、奇抜でも許される。
では、今は?
社会的に言えば、私の外面に興味を持つ人はいません。だから、貧乏くさくなく、不潔感のないことが大事です。そして家内が「よし」としていることが大事です。
若い頃の私は、基本、ミッションの対象は「私」でした。つまり、自己満です。そのために、膨大なお金が必要でした。でも、今はミッションの対象は「世間」であり、家内です。これには金がかからない。
私がファッションに拘り、お金をかけたのは、自分の価値をお金という、それがある人にとっては最も安直な方法で実現しようとしたのです。だから、大学院に入って、業績という実績によって自分の価値を高める方法をしってからは、まったく見向きもしなくなりました。