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自由

 学生時代、私は親(中小企業の社長)からかなり手厚い援助を得ていました。おそらく多くの人が腰を抜かすほどです。結果として、東京都の高校教諭(それも定通手当がある)になることによって、「激減」しました。甘ったれの私は、給与は低いから仕送りし続けてくれ、と今考えれば考えられないことを言いました。しかし、親は断固拒否しました。ビックリしました。でも、今は感謝しています。

 収入は激減しましたが、なんとか出来ます。そのうちにジワジワと幸せになりました。「親の援助がなくても、自分はいきられる」という自覚です。私の親は仕送りを武器にして、私にプレッシャーをかけたことはありません。でも、「申し訳ないな」、「逆らえないな」という気持ちは心の奥にありました。それから解放されたのです。

 あと2年半で私は退職です。退職すると収入は激減します。でも、何故かウキウキしているのです。何でだろう、と思いました。今の仕事は激務ではありません。私を大事にしてくれる同僚に囲まれています。私の仕事の殆どは主体的なゼミ生集団によってまわされているのです。本当に苦労ありません。ですので、この関係を維持できたら、100歳でも仕事が出来続ける。それも、本学の中で最高度のパフォーマンスを維持し続けられます。でも、2年半後をウキウキしているのです。

 本日、ふと、気づきました。私が親の管理下から離れて、自立したときの気持ちと同じなのです。

追伸 教え子諸君。私の姿を見ていたよね。うらやましかったら、そのための準備を怠らないように。精神的自立は、経済的な自立の上にあります。どうしたらいいかも、教えたよね。