職員室をリードする教員は校長の意図を探ります。それは野球部においては、部をリードする子どもが監督の意を探るのと同じです。大多数の人は、そのような人を通して何をすべきかを理解します。
管理職が無能な場合、リードする人はそれを見切り、周りの人には適当にやれば良いことを伝えます。しかし、管理職が下品で姑息である場合、管理職を潰しにかかります。
「黙食を求めたわけではない」という下品で姑息な発言は大臣個人の言葉ではありません。多くの人のチェックを受けたはずです。「黙食を求めたわけではない」という発言が、ロシアの「フェイク」という言葉と同じぐらい空しいと感じられ、それを語る人を下品で姑息だと思われるだろう、と思い至らないのだろうか、と思います。
私が大臣を支える官僚だったら、「教員・子どもの感染対策の意識が高まったので、給食における黙食の実施は必須というわけではない」とでも大臣にコメントさせますね。学校現場の感染対策に対しての感謝の意を表せば、更に良いのに。