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 「数学を18歳まで必修にします」、イギリスのスナク首相が年頭の演説で新たな教育方針を示しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6cdd130d8f59de34da8ac91f308f0e42c41d0ba?fbclid=IwAR1Qe0sd0mL_UrZ5vPwmhemXTHzaLqYn2dVy5-QeSHiTNRKTB5YI2xm-CcE

 笑えるよな。見事に工業化社会の人だ。

 でも、どこかの国も同じだな。

 国際化の時代だというと、小学校英語を必修化する。

 情報化の時代だというと、プログラミング教育を必修化する。

 それで個別最適化の教育と言っているのだから、悪いけど、頭悪い人たちのように思ってしまう。

 一分、一秒でも早く、今の教育を破綻させることが、多くの子ども達を救う道だと思う。

 個別最適化した教育と基礎的・基本的な学力の保障は矛盾しない。ただし、知識・能力の単位を個人ではなく、集団にした場合。

 全員が英語に強くなくても、英語に強い人と一緒にやれば良い。

 全員がプログラミングに強くなくても、プログラミングの強い人とやれば良い。

 そうすれば、英語を学ばないことに生じた時間をプログラミングを学ぶことに費やせば良い。逆に、プログラミングを学ばないことによって生じた時間を英語を学ぶことに費やせば良い。一人一人が個性的な能力を育て、それらが有機的に組み合わせる。有能な集団では、誰が何が得意であるという知識(トランザクティブメモリー)が発達している。

 しかし、文部科学省は最後の最後まで抵抗するだろう。だって、文部科学省の本質的な権力の源泉は、免許法と学習指導要領にある。後者を捨てろというのだから。ま、時代を動かすのは市場占有者ではなく、新たな価値を理解する一部だから。