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退職後

 教師としての私に関して、三十歳代は初等理科教育法に燃えました。全学必修の科目です。全員が班に分かれ、発表します。各班の発表に関して私の研究室で詳しく指導します。その頃の私は定時制高校の教師が色濃く残ったので、受けるためにはどうしたらいいかを事細かく指導しました。私は実際に演じ、細かなテクニックの意味を伝えていました。

 『学び合い』ではないですが、集団的に運営したので、学生が燃えまくりました。学生達は他の授業を休んで、練習する学生が続出です。複数の先輩教師から、「なんで学生さんは西川さんの授業に集中するの?」と聞かれました。私は「さ~?、ご迷惑をおかけします」と言いましたが腹の中では「腕が違う」と不遜なことを思っていました。

 しかし、今は違います。大学には色々な教師がいていい。私はわたし。集団運営の力で動かしてはいけない、と思っています。だから、大学の講義においては、コンテンツは『学び合い』ですが、運営は非『学び合い』です。だから、ゼミ生はゼミ指導における私の姿を知ればビックリします。別人ですから。私の『学び合い』のフル回転の姿は、高レベルの『学び合い』の書籍と、ゼミ生相手の私です。

 私は不特定多数に情報発信しています。その情報は多様です。テクニックを求める人にはテクニックを伝えます。それだけでも当人は救われますし、この教えている子どもは救われます。でも、その先があります。それも本に書きましたし、オンラインゼミもある。

 あと2年後に退職します。そうしたら我が儘放題させていただきます。

 私に質問があったら、もの凄く暇だったら応えるかもしれません。でも、多くは、最初の5冊を紹介するでしょう。複雑な問題だったら全国の『学び合い』の会を紹介するでしょう。そもそも、それすらもしない人に何を言っても無駄ですから。結局、集団を動かすのは2割弱で、その人達は苦労してでも学ぶ人です。だから、上記をやる人ですから。

 と、いうことで退職後は、オンラインゼミ生としか語りません。それ以外は、全国の『学び合い』の会と書籍で十分。不立文字はオンラインゼミ。

 なんか、楽だな~