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楽しみ

 個別最適化を述べる言説にツッコミを入れたい気持ちがあります。文部科学省と同じに学習指導要領の内容を全ての子どもが達成することを求めて、個別最適化する余裕あります。今まで読んだ本で、そこを書いた本を知らない。ある人は、ICTが鍵だと言いました。内心、笑いました。単純労働作業はそうでしょう。しかし、それ以外は無理です。それを言った人に言いたかったこと、職場でICTの発達で早く帰れましたか?と。ようは技術の問題ではなく、マインドセットなのです。

 ま、分からない人は、改善でやるでしょう。そして潰れるでしょう。

 経済界の言っているアクティブ・ラーニングが広がれば日本は変わった。でも、100万人の教職員を変えられず、小役人はアクティブ・ラーニングを「主体的で協同的な学び」という言葉に代えて陳腐化しました。ま、仕方がありません。でも、それをやった人たちが、時代を変えようとする人たちに、抜け穴を与える知恵が無かったのかと思います。

 城山三郎の「官僚たちの夏」は私の好きな本です。でも、『学び合い』が分かると、読み方が変わります。

 表面を見ると、イノベーターの官僚が、通達・法によって日本を変えているドラマに見えます。しかし、そうやってもやってくれる人がいなければ動きません。その当時の官僚は市井のイノベーターと関わり、その中で自らの思う方向性を磨き、イノベーターの生きやすい「隙間」を生み出したはずです。そして、その方向性が正しいならば追従者を生みます。それがキャズムに近づくとき法制度を整えます。

 行政は正解を見つけられません。現場が正解を見つけます。行政は、正解を擁護できるしかありません。

 ちなみに、教師は正解を見つけられません。子ども達が見つけます。教師は、正解を擁護するしかありません。

 多くの教師と同じように、行政は自分が正解を分かると思っているし、その責務があると思っています。

追伸 後数年で、このバカと関わらなくていい。