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本日

 明日は卒業式・修了式です。その関係で修了生が集まります。そのため、修了生に対する最後のゼミがあり、追い出しコンパがありました。でも、『学び合い』のセオリー通りになっていることを喜びます。

 最後のゼミですが、いつも通りの問答です。

 あるゼミ生は、最後のゼミなのに特別感がないのは『学び合い』だからですか?と聞かれたので頷きました。

 あるゼミ生は修了するゼミ生に一言、と言われたので、言下に「ない」と言いました。私は以下のように言いました。

 大事なことならば普段から言っている。最後だからといって語るべきことはない。

 みんなは納得したようです。最後のゼミで感激の一言を語るという教師ドラマのプロトタイプとは違う価値観を分かったようです。

 その後の追い出しコンパです。

 最初の20分間は参加者の一人としていましたが、その後はちょっと離れた位置でニコニコと見ていました。たまに私に近づくゼミ生もいますが、柔らかに拒否します。基本的に私を忘れて、大盛り上がりしていました。開始、2時間弱前になると、私の座っている片方の膝に座る男子学生がいます。そうすると、それをまねる女子学生がいますが、それは断固拒否します。これってジェンダーかなとも思います。ようは二十歳過ぎが学生が私にじゃれついたいのです。その結果、別な男子学生が私のもう片方の膝に乗ります。それも遠慮がちに。

 飲み会で指導教員の膝に乗るゼミ生のいるゼミって日本中にどれだけいるんだろう、とおもました。

 そんなこんなしている内にタクシーが来ました。会の最初に、2時間後にタクシーを呼ぶことを幹事に伝えたのです。私が立ち上がると、最後の言葉は西川先生から、と言われました。最初からずっと私と関係なく会が進行していたので、油断しました。まあ、ゼミ生としては会の形を決めたいのでしょう。私は以下のように言いました。

 

 お前ら、楽しんで呑め。これから家内と飲み直す。だから、お前らと呑んでいる暇はない。

 

 およそ、考えられないですよね。でも、家族を第一優先にすべきと繰り返し語っているゼミ生は爆笑と拍手で送り出してくれました。

 小走りで階段を降りていくと、後ろから足音。次期ゼミ長の学生がお見送りです。私は、もういいからここで帰れ、と繰り返し言っても、ついてきます。私はタクシーに乗って帰りました。その時点でも彼がいることは分かっています。でも、彼を見ては、私がそれを期待していると誤解されてしまうから、見ませんでした。私には不要、でも、社会では必要。これは一段階上の理解が必要ですね。

追伸 家に帰って、家内と楽しい晩酌をしました。