記憶が定かではないですが、おそらく中学校1年か2年ぐらいの時のことです。父親が私に「純、お前は親に対して責任はない。お前が産んでくれと願って生まれたのではない。俺たちが願って生まれたのだから」と言ったのです。言われた私は意味不明です。単純に親には感謝しているし、その恩は返さなければならないと思っていました。
しかし、子どもを授かり、そだてると父親の言葉の意味を分かります。子どもは生まれてくれた自体で恩を返してくれるのです。
そもそも親孝行というのは江戸時代中期以降の考え方です。それも、資産を受け継いだ子どもにのみ生じるものです。
息子は私の老後に責任を負わなくていい。経済面では私は自立しています。生活面では家内が支えてくれます。家内に守られて私は目を閉じます。
家内の老後に関しては、経済的には私がちゃんとします。私の厚生遺族年金と、高配当株のリターンでかなり余裕に生きられると思います。でも、生活面では支えて欲しい。
息子が経済的自立をして5年ぐらいたったら、ちゃんと話そうと思います。ま、ちょこちょこ話しています。