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炎上か?

 ある学校の話です。その学校は歴史性・地域性もあって悩みを持っている保護者が多数います。保護者は担任ではなく校長に自分の苦しみを聞いてほしいと願って面談を申し込みます。そこで、多数の保護者の声を聞く機会を設けました。当然、各保護者に割り当て時間を設けました。しかし、熱がこもって時間を大幅にオーバーする保護者がいます。そこで、時間オーバー促したのですが、止まりません。そこで、強制的に打ち切りました。保護者は子ども達のことを理解しようとしていないと激怒するのです。そのような会があることを知って、より多くの保護者がそのような会を設けることを求めたのです。しかし、それでは校長の本務が成り立たないので断りました。当然、保護者は激怒するのです。

 さて、どうすればいいでしょうか?

 まずは保護者の話を聞くべきなのは校長ではなく、担任だと思います。それらを集約し、対策をするのが校長の役目だと思います。しかし、保護者は「私」しか見えず、全体が見えません。が、悩んでいる保護者にそれをストレートに言えません。

 なんかありがちな話ですよね。

 さて、これからは炎上覚悟で申します。

 この前の熊本での水俣病患者との懇談の事件の時、上記を思いました。そして、本日の新聞によれば、新潟水俣病患者団体からの公式確認59年の会に環境大臣の参加することを求めたのですが、断られました。「声を聞く姿勢が見えない」と反発が起こります。

 もちろん、一保護者の悩みと、生き死に関わる水俣病患者の悩みを同一視できないことは了解しています。しかし、冷静に考えてください。大臣を地方に呼びつけて懇談会を設けたら1日がかかります。さらに、参加者が言いたいだけ言えるならば際限がありません。さて、環境省が所管している問題の都道府県レベルの会に対応したら、どうなりますか?この単純な計算が出来ない。保護者と同様に患者団体は「私」しか見えない。でも、怖いのはマスコミや一般の人が、それを気づかない点です。

 しかし、大臣が出張する必要が無いとはもうしません。裁判が結審し、国として謝罪するとしたら大臣がすべきです。しかし、それ以外は司司の担当者が分担してやるべきだと思います。大臣との懇談は「ガス抜き」以上の効果は無いように思います。それに拘ることは生産性は無いと思います。私だったら、論点を絞った公開質問を環境大臣に送り、その結果をマスコミに公開するのです。

 私が歴代の学長と交渉するときには、以下のようにします。

 第一に、全員参加の教授会でどのような質問をするかを、学長室で学長個人に事前に伝えます。考えられる回答ごとに、私はどのように追求するかを伝えます。そして、「それを踏まえて回答いただきたい」とニコニコ話します。そして、本番の教授会で発言します。そうすると一部が認められます。そこで謝意を申して、不満足な点を申して、その問題点を指摘し、そこで「今後、検討していただきたい」とお願いするのです。100%で「検討します」という言質を取れます。3ヶ月ぐらいたって再度学長に面談して「3ヶ月かけて検討いただいたと思いますが」と申して、先と同じように質問事項の通告をします。それを繰り返すのです。

 さて、上記のような交渉方法と、学長との懇談会で話すこととどちらが有効でしょうか?中央省庁だったら事前通告だったら大臣ではなく、担当者で十分です。私なりに患者団体のことを考えた結果です。

 さて、上記は炎上するようなことでしょうか?