私は数多くの現職教員をゼミ生として受け入れました。その経験と偏見で書きます。偏見ですよ。
義務教育の現職教員は常識人と感じます。もちろん、西川ゼミを選ぶのですから規格外の部分はありますが、「まとも」と感じます。だから話していて「?」と感じることは希です。もちろん、学生となると「ガキ」になる部分はありますが、それとは別な「?」は少ないです。ところが高校教師のゼミ生の中には、妙にウエットな人がいるのです。でも、私には分かります。義務教育は退学はありません。卒業式で胸を張って行進すれば、「やった」となります。ある中学校教師のゼミ生から「最悪な子どもは高校に行かない」と言われました。その通りです。しかし、その「最悪な子ども」がどうなるかは義務教育の教師はしりません(夜回り先生のように家庭を犠牲にする人は別ですが)。ところが高校教師は、その「最悪な子ども」に準じる子どもと関わり、その子どもを奈落に突き落とすことが仕事なのです。この経験は、いつまでたっても合理化できない。だから、高校教師志望のゼミ生には義務教育志望にすることを勧めます。
現状、偏差値55以下の心ある高校教師にとっては拷問です。その方々に言います。フリースクール、職人、広域通信制のような別な選択肢を学び、それを推薦してください。
追伸 ある孫弟子と話して、その師匠を思いながら書きました。