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正義

 旧優生保護法に対する最高裁の判断の中で、不法行為から20年が過ぎると賠償を求める権利がなくなるという「除斥期間」については、「この裁判で、請求権が消滅したとして国が損害賠償責任を免れることは、著しく正義・公平の理念に反し容認できない」として、認めませんでした。

 これを読んだとき、「かっこい~」、「クール」と思いました。「正義・公平」なんて法の条文ではなく、法の精神に基づく判断です。ある意味、超法規的とも思えますが、最高裁の判断なのですから、判断した瞬間に合法的となります。

 しかし、次の瞬間思いました。韓国の司法が国際条約に反する判断をしたのは、これと同じ論理なのだと思います。ただ、旧優生保護法の場合、賠償責任を負う日本国(すなわち日本人)は、この判断に対して、評価する術を持っています。すなわち最高裁判事を解任できます。しかし、日本人には韓国の最高裁判事を解任する術がありません。その点で、フェアーではないように思います。

 法とは、その時点での公序良俗に基づき解釈されます。ただ、その当事者の公序良俗に基づくべきです。自身の公序良俗に基づき、合意無く他者を強いるのは「正義・公正」に反すると思います。それ故に条約があるのです。