私が最前線にいて成り立っていて、最前線から消えたら無くなるならば、無くなればいい。
『学び合い』実践を捨てるならば、それもいい。私だって、単発の授業は拍手をもらえる一斉指導にしています。だって、楽だもん。でも、担任している集団にそれをやろうとは思わない。人数が多ければ、ありとあらゆる問題を解決しなければなりません。
これは全国の『学び合い』実践者に対しても同じです。
色々な理由を挙げて『学び合い』実践を控える人はいます。その理由付けを聞くと、楽になりたいのですね、と思います。毎日の己の授業レベルにとどまっています。子どもの一生涯の幸せのレベルではない。
『学び合い』には大きく分けて3段階あります。
第一段階は、己の授業レベルです。このレベルの特徴は、子どもの一生涯のレベルには至りません。
第二段階です。それは、クラスを超えたレベルです。
第三段階は、授業レベルを超えるレベルです。
私の退職後にも、第三段階に至るまでの道筋は、学術データに基づく本を書いています。