剣の道は心
と言われても訳分からんですよね。
教育は心
と言われても訳分からんですよね。
もし、それを信じている集団がいたら、宗教組織だと思いますよね。
しかし、私の43年間の教育研究で行き着いたのは、「教育は心」なのです。あわてて申しますが、「オーラ」のような神秘的なものはありません。徹頭徹尾、実証的学術研究に基づくものです。
ホモサピエンスは群れる生物です。だから、他のメンバーの腹を読むことは必須事項です。そして、集団にはそれに長けたメンバーがいます。心の中は、微表情、一言等々に現れます。だから、ゴチャゴチャする必要性はありません。ただ、伝わるのは本心です。建前で言っていることではありません。それも一貫していなければならない。そのためには、かなり強固な理論が必要です。それがあれば、心のままに行動すれば、腹を読むことを長けたメンバーには正しく伝わります。
しかし、これを理解することは難しい。愛してくれる母親の料理のおいしさを分かっても、それを言語化することは難しい。一方、蘊蓄満載の料理は説明が楽です。
私も分かっています。「教育は心」はわかりづらい。だから、『学び合い』入門者に対して、ネームプレートや言葉がけの定番を書いた本を乱発しています。私の願いは、そこから失敗せずに子ども達の変容を感じ、やがて心に至ることです。
紹介している方を否定するつもりはありません。私も、分かりやすい方法論を伝えています。しかし、現ゼミ生に問います。私は、以下の方が大事だと仰っていることの一つでもやっていますか?やってないよね。もし、やったらどう思う?きっと私の考えの浅さをリードする子どもは察するよね。つまり、「ようは先生はこうしたいんだ」と察します。
本当の自治的集団とは何か?それを知れたのが西川ゼミには入れた最大のメリット。
以下の動画を見ながら、俺がそうしたらどう思う?を考えて。そして、一般的な教師の規範はそうであって、君らが普通としているのは普通でないことを理解し、現場での立ち居振る舞いをうまくしましょう。