今、退職前に研究室を整理しています。殆どなくなっています。そうなると見つかるものがあります。小豆が入ったガラス瓶です。これは38年前に高校教師から大学に異動するとき持ってきたものです。高校教師時代に読んだアズキゾウムシの教材化をしたいなと思って用意したものです。
それを見ながらアズキゾウムシの教材化しようとしていた38年前の私を思い出します。アズキゾウムシの教材化によるメリットを否定しません。それが分かっていたから若い私はやろうと思っていたのですから。しかし、デメリットがあります。第一に教材開発は時間がかかります。特に生き物相手は。第二に、それが子ども達の永続的な幸せに繋がるイメージが持てないからです。
アズキを見ながら38年を思います。