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語り

 明後日は久しぶりの講演会です。それも主催者の方のご配慮で前後泊を設定した予定です。私の基準が分かった上でのご配慮です。感謝です。

 私が若かった頃、講演会では参加者に分かってもらおうと話題や話の組み立てを考えました。しかし、『学び合い』のセオリー(2:8:2)を分かってからは話し方が変わりました。というかそうしないと辛いのです。

 多くの人がわかり納得するレベルの話とは、「今のままでいいよ」となります。私は芸人と違います。ウケることより、何かを動かしたい。しかし、私の考えていることは多くの方々には「変わりなさい」を求める内容です。はっきり言って不快です。ドラッカーの言葉です。顧客は改心するために利用しているのではないのです。

 だから、マジョリティの方々が啓発され、楽しめる話をします。そのためのテクニックをします。そしてラガートの人からの不必要な反発を受けないように、「誰からも非難されない正しいこと」を前面に出します。

 しかし、上記は私にとって般若心経や観音経を読経するのと同じで頭を使いません(高校時代に暗記しました)。私はギャラをもらえる芸人として、ちゃんと笑いをとりますし、飽きさせません。いただいたギャラに見合う語りをします。

 私が本気になって語る意味は、イノベーターとイノベーターよりのアリーアダプターの7,8%です。

 その方々には具体的な情報を伝えることは不必要です。だって、その情報は本やSNSで十分伝わっています。ということを2割弱の人は知っています。

 ということで私がすべきことと思っているのは、私の心を伝えることです。それでその方々が私の伝えられない、マジョリティよりのアーリーアダプターに伝えられます。オカルティックではありません。ホモサピエンスは微表情を含めて言葉以外のツールを持っています。それは本心が現れるものです。

 ということで、最近は講演直前にキーワードを聞き、それで語ります。

 定番の語り、テクニックはあります。後は思いなのですから。何も考える必要はありません。